2020年公開の映画『Red』は、妻夫木聡さんと夏帆さんのセンセーショナルで大人な恋愛を描いた作品として話題になりました。
清純派女優として人気の高い夏帆さんが、大胆なラブシーンに挑戦し、新たな女優としての役の振れ幅を拡張させた節目の作品でもあります。
旦那と娘とともに誰もが羨むような生活を送るものの密かに閉塞感と孤独を募らせる主人公の女性が、かつての恋人と再会することで運命が静かに動き出すストーリーです。
異質でありながらも、日常に小さなモヤモヤを抱えて生きる大人からは共感も多く集まる禁断の恋愛映画を実写化しました。
本記事では、映画『Red』の登場人物とキャストの一覧をまとめているので、ぜひご覧ください。
映画『Red』の作品概要
あらすじ
専業主婦の主人公・塔子は、夫と夫の両親、幼稚園児の娘とともに、誰もが羨むような生活を送っているものの、どこか行き場のない思いに悩まされていました。
そんなある日、10年前に別れた元恋人・鞍田と再会します。
家庭を壊したくない気持ちはあるものの、夫からの度重なるモラハラと、愛されていると感じられない日々に閉塞感を募らせていた塔子は、鞍田と関係を持つことに。
言葉にならないモヤモヤとした気持ちや孤独感が、鞍田と関係を持っている間は、忘れることができ、徐々にのめり込んでしまいます。
しかし、塔子と鞍田の関係性を嗅ぎつけ、執拗に詮索する男が現れ…。
映画『Red』の登場人物とキャスト一覧
ここからは、映画『Red』の主な登場人物とキャストについて深堀りします。
村主塔子役:夏帆
主人公・村主塔子は、夫と娘に恵まれ、何不自由なく暮らしています。
夫の仕事関係のパーティーで10年前に別れた恋人・鞍田と再会したことをきっかけに、日々の閉塞感や孤独感に拍車がかかり、関係を持つことに。
家庭を壊したくない思いはあるものの、本能的に惹かれる鞍田を拒むことはできず、間違っていると理解しつつも、ズルズルと不倫の関係にのめり込んでいきます。
しかし、自分のやっていることに対する罪悪感や、行き場のない思いに気が抜けたような日々を送る中、家庭でのトラブルが勃
村主塔子を演じたのは、
鞍田秋役:妻夫木聡
鞍田秋は、ある秘密を抱えた主人公・塔子の元恋人です。
10年ぶりに再会した塔子が結婚生活に不満を抱えていることに気づき、自分が務める企業で契約社員として働き社会とのつながりを持つことを提案します。
塔子の孤独感にいち早く気づいた鞍田自身も、ある秘密を抱えており、同じような孤独感の中で生きていることが発覚します。
鞍田秋を演じているのは、1980年12月13日生まれの俳優・妻夫木聡さんです。
持ち前のルックスで20代の頃は、「爽やかイケメン俳優」という枠組みから脱することができずに苦労をしますが、演技力を武器に実力派俳優へと上り詰めます。
実際に爽やかな好青年キャラのほか、ヤクザ、ギャンブル狂、冴えないブ男など演技の振れ幅の広さが高く評価されているのです。
小鷹淳役:柄本祐
小鷹淳は、鞍田の事務所で働く社員で、いち早く鞍田と塔子の関係性に探りを入れます。
社内では女癖の悪い男としてよく知られており、契約社員として入社した塔子にも手を出そうと、性格や家庭の事情などを詮索し困らせます。
ただ詮索するのみならず、すぐに鞍田と塔子はどちらも家庭環境が複雑だった過去があることを言い当てたり、妙に洞察力が高いです。
小鷹淳を演じたのは、1986年12月16日生まれの俳優・柄本佑さんです。
柄本佑さんといえば、両親に柄本明さん、角替和枝さん、兄弟に柄本時生さん、配偶者に安藤サクラさんがいて、俳優一家のひとりとして知られています。
キャラクターに息を吹き込むような自然な演技力が魅力で、素朴ながらもどの役を演じても実際に存在しそうなリアリティを生み出すことができます。
本作でも不倫をする鞍田と塔子をすぐそばから舐め回すように見つめる視線が気持ち悪くも、物語を不穏にさせるスパイス的な役割を担っていました。
村主真役:間宮祥太朗
村主真は、自分本位でモラハラ気質のある塔子の夫です。
仕事では成功しているものの、妻としての理想像を塔子に押し付けるため、塔子は静かに真との結婚生活に不満を募らせていきます。
真の仕事関係のパーティーで塔子が鞍田の事務所で働きたいと言ったときに反対したり、家事や育児をすべて任せっきりにしたり、塔子の気持ちには寄り添いません。
鞍田のもとで働き始めた塔子が徐々に変わっていくと、不安を感じるようになったのか、さらに理想像の押し付けが激しくなり、ふたりの関係を悪化させる原因に。
村主真を演じたのは、1993年6月11日生まれの俳優・間宮祥太朗さんです。
映画やドラマへの出演数は数多く、主役から脇役までどんな役でも器用にこなし、確かなインパクトを残すことができるのが魅力といえるでしょう。
30歳前後で学生役に挑戦することもあり、作品ごとにまったく異なる姿を見せてくれます。
映画『Red』の原作は島本理生の小説
映画『Red』の原作は、島本理生の同名小説です。
「第21回島清恋愛文学賞」と「第159回直木賞」を受賞しています。
不倫を題材にした大人向けの物語でありながら、登場人物たちはそれぞれが孤独や不安に押しつぶされそうになりながら生きている様子が丁寧に描かれていました。
映画『Red』では、鞍田と塔子が再会したことでお互いに抱える孤独を穴埋めするようにのめり込むセンセーショナルな展開に焦点が当てられています。
一方、小説『Red』では鞍田、塔子のほか、真が抱える過去のトラウマや強迫観念なども描かれており、一概に「モラハラ気質な夫」として片付けることができません。
ただ「欲望に飲まれて不貞行為をする大人たち」として片付けることができない、大人が抱える孤独や不安に寄り添った作品となっていました。
映画『Red』はどのアプリで見れる?
映画『Red』の配信状況をリサーチした結果が、以下のとおりです。
アプリ名 | 映画『Red』の配信状況 |
---|---|
U-NEXT | ◎ |
Netflix | △ |
Amazonプライムビデオ | × |
Hulu | × |
FODプレミアム | × |
Rakuten TV | × |
クランクイン!ビデオ | × |
DMM TV | × |
TELASA | × |
dアニメストア | × |
Disney+ | × |
映画『Red』は、「U-NEXT」と「Netflix」で配信されています。
Netflixは月額790円(税込)から格安で利用できる動画配信サービスで、U-NEXTは月額2,189円(税込)ですが初回利用者は無料トライアルを利用できます。
映画『Red』を無料で見る方法は、「映画『Red』が無料で見れるおすすめアプリ!作品概要とおすすめポイントを紹介!」で紹介しています。
まとめ
本記事では、映画『Red』の登場人物とキャストについてまとめて紹介しました。
本編に登場する登場人物たちは限られていますが、映画やドラマや主演を担うほどの実力派俳優たちがキャスティングされており、豪華なラインナップが魅力です。
ただ不倫をする物語に留まることなく、クライマックスにかけて登場人物の過去や秘密がめくれて物語の濃度が増していきます。
繊細な物語をベースに絶妙な世界観を完成させた実力派俳優たちの演技に注目して、ご視聴ください。